アカデミー賞授賞式後の華やかな場といえば、ヴァニティ・フェアのアフターパーティ。今年はどんなファッションが繰り広げられたのでしょうか? 今回は、アカデミー賞とは異なり、より自由でエッジの効いたドレスコードが魅力のアフターパーティをヴォーグ目線で徹底分析します!
脱・格式! 個性を放つセレブたちのドレスアップ
アカデミー賞の厳粛な雰囲気から解放され、スターたちは思い思いのスタイルでパーティを楽しんでいます。今回は、セレブたちの変身術にも注目してみました! 授賞式とはガラリと雰囲気を変えたドレスアップや、初登場となるスターの華やかな装いなど、ヴァニティ・フェアならではのファッションの競演が繰り広げられました。
独創性が光るベストドレッサー5選
それでは、ヴォーグが選ぶ2024年ヴァニティ・フェア・アフターパーティのベストドレッサーを見ていきましょう!
1. クロエ・セヴィニー (Simone Rocha)
「クラシカルでありながら、どこか気負わずに着こなす術をクロエ・セヴィニーが教えてくれました。巨大なリボンとショートパンツの組み合わせは、意外性がありながらも洗練された印象。さすがモードの寵児です。」— Arquette Cooke, 副アートディレクター
2. ジェニファー・ローレンス (Givenchy アーカイブ)
「思わず二度見してしまうほどのドレスでした。これは1996年秋冬オートクチュールコレクションでジョン・ガリアノが手掛けたジバンシのもので、当時ケイト・モスが着て話題になりました。18世紀末のフランス貴族の服装からインスピレーションを得た大胆なデザインはまさに芸術品。ジェニファー・ローレンスは透け感のあるドレスという流行を、歴史的にも価値のあるもので見事に着こなしました。」— Alice Birrell, ファッションフィーチャーディレクター
3. エマ・チェンバレン (Thom Browne)
「エマ・チェンバレンは、ヴァニティ・フェアで洗練されたビジネスシックを披露しました。彼女の持ち味であるクラシックでミニマルなスタイルを踏襲しつつ、今までとは少し大胆な一面を見せています。ハイウエストスカートとオープンシャツのバランスが絶妙で、パーティ感とビジネス感を上手く融合させています。そして、このブリーフケース! 彼女は本気です。」— Isabella Mamas, ファッションアシスタント
4. ジョディー・ターナー=スミス
「とにかくセクシー! 胸元の深いVネックと、ヒップまで入ったスリットの組み合わせが抜群にボディラインを強調しています。」— Mahalia Chang, デジタルコンテンツ責任者
5.フィービー・トンキン
「ヴァニティ・フェアでフィービー・トンキンを見かけて驚きました。そして、この見事なドレスを纏っているのを見て、さらに驚きました! 今季トレンドのダークレッドのリボンと袖が、サーモンピンクのドレスと絶妙にマッチしています。ドロップイヤリングと装飾的なカフスが洗練された印象を与え、全体としてとてもバランスが取れています。大好きです!」— Will Lennox, コンテンツプロデューサー
日本人の視点から見るヴァニティ・フェア・アフターパーティ
今回のヴァニティ・フェア・アフターパーティは、ハリウッドセレブたちの独創性と遊び心が感じられる、ファッション好きにはたまらない一夜となりました。クロエ・セヴィニーのような大胆なドレスアップから、エマ・チェンバレンのようなシックでありながらも遊び心のあるスタイルまで、参考になる要素が満載です。